ANCY'S BRIEFING

競馬分析の出典を確かめる

公式の着順・払戻、馬場情報、コース図、資金配分の原著を、調べたい内容別に案内します。資料で分かることと、追加の検証が必要なことを分けました。

内容確認:

着順と払戻を照合するとき

最初に見るのはJRAのGⅠ成績一覧と、各競走の公式結果です。開催年・日付・競馬場・レース名を合わせ、着順と払戻を確認します。同名の前年レースや、同日の別レースを混ぜないことが出発点です。

当サイトの予想と比較するときは、印だけではなく実際の組み合わせと1点当たりの金額を並べます。公式の100円当たり払戻に、その買い目の購入口数を掛け、全買い目を合計します。払戻があっても総購入額より小さければ赤字です。65件の検算記事では、当サイトの公開台帳の金額を再集計した結果をCSVで公開しています。公式払戻との全件の独立照合を行ったという意味ではありません。

券種の条件と、回収率の計算を確かめる

JRA「馬券のルール」で、馬番・枠番の違い、着順の指定が必要か、どの組み合わせが的中かを確認できます。フォーメーションを読む際は、同じ組み合わせを重複して数えていないかも確認してください。

JRA「具体的な払戻計算式」は、券種別の設定払戻率を確認する資料です。制度上の払戻率と、特定の人の回収率は別です。独自の予想が有利かどうかは、この表だけでは判定できません。組み合わせの重複は3連複の計算例、オッズと損益分岐は期待値の読み方で扱っています。

馬場の数字には、測定した場所と時刻を添える

JRA「馬場情報」では競馬場を選び、馬場状態、含水率、クッション値、使用コースなどを確認します。ページは開催に合わせて更新されるため、後日の数値を予想時点の値として扱わないようにします。

メモには「競馬場/芝・ダート/使用コース/測定日時/値/参照URL」を残すと、次のレースとの比較に使えます。測定場所の違う値を平均したり、雨が降る前後の値を同時点として比べたりしないことが大切です。具体的な読み分けは馬場状態と展開予測を参照してください。

コース図で確かめられることを先に分ける

東京の公式コース紹介などで、芝・ダート、内外回り、距離、直線、高低差を確認します。図と寸法はコースの事実ですが、「外枠が不利」「この血統が有利」といった成績の傾向を直接証明するものではありません。

予想メモを作るときは、公式寸法と、そこから考えた進路・位置取りの仮説を別の欄にします。コース別ガイドでは各場の出典と、公開記録を例にした確認点をまとめています。

資金配分の理論を調べるとき

Busseti・Ryu・Boyd「Risk-Constrained Kelly Gambling」は、ケリー基準に資産下落のリスク制約を加える研究です。原著本文と計算例へのリンクがあります。理論の仮定を読みたい方向けの資料で、日本の競馬で利益が出ることを検証した論文ではありません。

勝率を仮定すれば配分式を計算できますが、勝率の誤差は消えません。まずケリー基準の計算と限界で、仮想の勝率を変えたときに結論がどう動くかを確認できます。

サイトの記録を自分で集計する

実績JSONのracesが主集計の予想一覧です。investedは設定購入額、payoutは払戻、finishは本命着順を表します。confidenceがnullの行を0点として補完すると、CONF帯別の結果が変わってしまうため、未記録のまま別に数えます。

件数は予想単位です。同一競走の追加案をまとめる場合も、金額を落とさず合算します。公開データの読み方に項目と集計例があります。台帳は当サイトが作成したシミュレーション記録なので、公式結果と同一の資料ではありません。