◎1 カランダガン — 軸の絶対能力
前年本競走優勝・レーティング130。ジャパンCではマスカレードボールとの接戦を制し、その後もシーマクラシックなど異なる舞台で対応。前々走コロネーションCは道悪4着、前走サンクルー大賞で復活。Ascotの12ハロン実績と61kg耐性は既知。ハイペースになっても連対圏残存確率を最も高く見積もる。
アスコット競馬場 · 芝約2,390m(12ハロン・右回り)· 9頭 · 現地15:35/日本時間23:35発走
総賞金200万ポンド級の欧州夏の中距離決戦。日本調教馬はマスカレードボール・ヴェルテンベルクの2頭。本稿はコース起伏・ウェイト・フォー・エイジ・陣営戦術を4ファクターにマッピングし、予算1,000円の公開ポートフォリオまで落とします。
Race Thesis
高低差約22m・スウィンリーボトムからの長い登坂、古馬牡馬61kgの酷量。ジャパンCの高速瞬発の再現だけを期待するとバイアスになる。本命はレーティングとコース実績の◎1 カランダガン。対抗は3歳56kgの○9 ベンヴェヌートチェッリーニ。マスカレードボールは能力上位だが初アスコット+同斤量61kgを織り込み、連下△に抑える。
Confidence
82
/100 · 海外初戦のため上限を抑制
自信度は相対指標です。的中確率そのものではありません。Ascot F02の標本は当サイトでは未蓄積です。
01 — Final Marks
押さえ候補:7 ミニーホーク(凱旋門2着級の牝馬)、5 ヴェルテンベルク(ステイヤー適性・ワイド1点)。
02 — Meta Weights
| 変数 | 通常 | 本レース | 根拠 |
|---|---|---|---|
| F02 コース適応 | ×1.0 | ×1.40 | 高低差・洋芝・登坂の持続力 |
| 斤量(WFA) | ×1.0 | ×1.30 | 古牡61kg vs 3歳56kgの物理差 |
| F04 直近フォーム | ×1.0 | ×1.15 | サンクルー大賞・ハードウィック等の前哨 |
| F03 距離適性 | ×1.0 | ×1.10 | 12ハロン適合(短すぎ・長すぎの減点) |
| F01 血統素質 | ×1.0 | ×0.95 | 欧州中距離では舞台適性が先 |
| 展開(陣営戦術) | ×1.0 | ×1.20 | オブライエン4頭出しのペース設計 |
03 — Course
スタート直後〜スウィンリーボトムまで断続的な下り。最下点から残り200m付近まで長い登坂が続く。馬群は縦長になりやすく、平坦コースより乳酸蓄積が早く進みやすい。
高低差の数値比較(中山・東京など)は参考尺度であり、馬場構造・芝質は別物です。
4歳以上牡・せん馬61kg、牝馬60kg、3歳牡56kg(WFA)。日本の古馬G1基本58kgより重い絶対重量を、登坂区間で担ぐ条件になる。
勝敗の鍵は、深い洋芝のグリップ、後躯の持続、ペースが上がったときの脚の残り方、と置く。
04 — Field
出典メモ:2026-07-23確定出馬表・公式レーティング・海外ブックメーカー事前オッズ(参考)。オッズは変動します。
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | R | 調教師 / 騎手 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 7 | ミニーホーク (IRE) | 牝4 | 60.0 | 123 | A.オブライエン / W.ローダン |
| 2 | 3 | ランボーン (IRE) | 牡4 | 61.0 | 113 | A.オブライエン / W.ビュイック |
| 3 | 5 | ヴェルテンベルク (JPN) | 牡6 | 61.0 | 116 | 宮本 博 / O.マーフィー |
| 4 | 4 | マスカレードボール (JPN) | 牡4 | 61.0 | 128 | 手塚 貴久 / C.ルメール |
| 5 | 2 | ゴリアット (GER) | セ6 | 61.0 | 119 | F.グラファール / C.スミヨン |
| 6 | 6 | カルパナ (GB) | 牝5 | 60.0 | 120 | A.ボールディング / C.キーン |
| 7 | 1 | カランダガン (FR) | セ5 | 61.0 | 130 | F.グラファール / M.バルザローナ |
| 8 | 8 | アクション (IRE) | 牡3 | 56.0 | 111 | A.オブライエン / S.レヴィー |
| 9 | 9 | ベンヴェヌートチェッリーニ (IRE) | 牡3 | 56.0 | 119 | A.オブライエン / R.ムーア |
05 — Four Factors
| 印 | 馬名 | F01 | F02 | F03 | F04 | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ◎ | 1 カランダガン | 96 | 95 | 94 | 93 | 94.5 |
| ○ | 9 ベンヴェヌートチェッリーニ | 92 | 88 | 90 | 91 | 90.2 |
| ▲ | 6 カルパナ | 88 | 93 | 89 | 90 | 90.0 |
| △ | 4 マスカレードボール | 95 | 84* | 93 | 92 | 89.0 |
| ☆ | 2 ゴリアット | 86 | 92 | 88 | 87 | 88.2 |
| — | 7 ミニーホーク | 91 | 89 | 90 | 88 | 89.5 |
| ワイド | 5 ヴェルテンベルク | 82 | 90 | 86 | 85 | 85.8 |
*マスカレードボールのF02は「初アスコット+61kg同斤」で減点。能力(F01)は上位でも総合では連下圏。ミニーホークは総合上位だが資金制約で印外・三連複の相手に使用。
06 — Horse Notes
前年本競走優勝・レーティング130。ジャパンCではマスカレードボールとの接戦を制し、その後もシーマクラシックなど異なる舞台で対応。前々走コロネーションCは道悪4着、前走サンクルー大賞で復活。Ascotの12ハロン実績と61kg耐性は既知。ハイペースになっても連対圏残存確率を最も高く見積もる。
愛ダービー勝ちの3歳フランケル産駒。英ダービーは発馬アクシデントでノンランナー扱いという不運のあと、世代能力を証明。古馬61kgに対する5kg差は登坂区間で効きやすい。大外9枠は懸念だが、差しスタイルなら致命傷になりにくい、という読み。
カルパナは昨年本競走2着・牝馬60kg。ハードウィックS2着から巻き返し余地。ゴリアットは2024年覇者。前走ハードウィックで鐙外れながら3着とコース適性は維持。オッズが甘ければ3着候補。
天皇賞(秋)勝ち、ジャパンC2着、QEII Cup2着。レーティング128。4番ゲートは近年好成績というデータもある。一方、JC時はカランダガンより軽斤だった点と、今回61kg・初Ascot・急坂は未知。国内応援による過剰人気リスクを織り込み、3着までの押さえに留める。
天皇賞(春)ハナ差2着のステイヤー。起伏あるAscot向き、という陣営コメントとマーフィー騎乗は材料。サバイバル戦になった場合のワイド1点。
07 — Pace
A.オブライエン厩舎は4頭出し(ミニーホーク・ランボーン・アクション・ベンヴェヌート)。カランダガンの「緩んでからの瞬発」を封じる意図で、アクション/ランボーンが先行してペースを維持するシナリオを基本線に置く。下りでハイペースになると登坂はスタミナ勝負へ寄り、軽量3歳・牝馬・Ascot実績馬が相対的に浮上しやすい。
逆にペースが想定より緩むと、カランダガンの上がり性能が最大限に出やすい。どちらの分岐でも◎を軸に据え、分岐差分は○・▲・△の相手入れ替えで吸収する。
08 — Trends
09 — Portfolio
◎1を1列目に据えた三連複フォーメーションを中心に、逆転シナリオは馬単でヘッジ。全点100円。
| 券種 | 買い目(馬番) | 金額 | 意図 |
|---|---|---|---|
| 三連複 | 1-4-2 | 100円 | 軸+能力上位+前年覇者 |
| 三連複 | 1-4-6 | 100円 | 軸+日本勢+Ascot牝馬 |
| 三連複 | 1-4-7 | 100円 | 軸+日本勢+ミニーホーク |
| 三連複 | 1-4-9 | 100円 | R上位古馬+3歳代表 |
| 三連複 | 1-9-2 | 100円 | マスカレード飛び想定 |
| 三連複 | 1-9-6 | 100円 | 軽量3歳+牝馬の消耗戦 |
| 三連複 | 1-9-7 | 100円 | オブライエン複占有シナリオ |
| 馬単 | 9 → 1 | 100円 | 56kg差し切り・軸2着 |
| 馬単 | 6 → 1 | 100円 | カルパナ逆転 |
| ワイド | 1-5 | 100円 | ヴェルテンベルクのスタミナ浮上 |
| 合計 | 1,000円 | ||
JRA海外馬券の券種・単位は発売仕様に従ってください。表示は検証用の資金配分モデルです。買い目は発走前公開の原本として固定し、結果は追記のみとします。
09b — Cheer Bet(応援)
同馬は過去5年で4勝という「4番ゲート」の偏りデータ上に入り、手塚調教師も1週前追い切りに合格点を付けています。61kg・初Ascot・急坂という課題は本線評価どおり重いですが、4歳としての成長と大舞台向きのメンタルに賭ける追加枠です。
| 券種 | 買い目(馬番) | 金額 | 願い |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 4 | 200円 | 日本調教馬初のキングジョージ制覇/JC雪辱への純粋な応援 |
| 馬連 | 1-4 | 200円 | レーティング1位・2位の一騎打ち再現 |
| ワイド | 4-6 | 100円 | 軸をマスカレードに置き、Ascot巧者カルパナでヘッジ |
| 応援枠合計 | 500円 | ||
本線1,000円+応援500円で合計1,500円の公開買い目になります。結果追記時も、検証用ROIは本線1,000円のみで集計します。
免責:本稿は公開分析であり、賭博行為を勧誘しません。馬券は自己責任で。海外レース特有の馬場・ルール・為替・発売条件は公式発表を優先してください。