ANCY'S BRIEFING

Model Updates / モデル更新履歴

クォントモデル
バージョン履歴

概要

アンシーが運用する競馬予想モデルの全更新履歴。重み付け調整・新指標追加・補正係数の改善など、モデルの全変更を時系列で完全公開いたします。透明性こそ、データ駆動型予想の根幹でございます。

現行バージョン: v1.5.0 最終更新: 2026.08.23

検証ポリシー(モデル固定)

敗戦ごとにルールを増やすと、事後説明と予測検証が区別しにくくなります。現行は次の一本化ルールで運用します。

v1.4.6 の固定検証は 11/30戦で打ち切りました

11戦で的中1戦・回収率20%。直近6戦は連続で回収率0%で、6戦すべて◎が馬券圏外でした。v1.4.6が対象としていたのは資金配分の構造であり、本命選定の精度低下は検証の対象外です。測っている対象と、壊れている対象がずれていたと判断し、ウィンドウを完走させずに移行しました。以後、途中打ち切りは「原因が当該バージョンの適用範囲外にあると数値で示せる場合」に限ります。成績不振それ自体は打ち切り理由にしません。

v1.5.0固定検証9/30

検証期間中は評価・買い目ルールを変更しません。発見した改善案は次期バージョン候補として保存し、30戦終了後に評価します。

「5戦で途中変更」は実装バグ修正に限定します。正式評価は30戦固定です。

改善バックログ(本番未適用)

v1.4.6期に蓄積した改善案は v1.5.0 のルールへ昇格させました。以下は当時の記録として残しています。v1.5.0固定検証(0/30戦)で新たに発見した気づきは、ここへ追記して30戦終了まで本番には適用しません。

2026-07-26 · 関屋記念/東海ステークス(固定検証 1〜2戦目)

  • Bias-Direction Verification — 馬場悪化の「判定」と、そこから導く「枠バイアスの向き」を別の検証項目として分離する。関屋記念は不良馬場を当てながら外枠有利と結論し、実際は内を通した馬が勝った。
  • Going-Severity Tiering — 「重」での実績を「不良」への耐性としてそのまま外挿しない。馬場表記が一段変わる場合は実績の適用可否を再評価する。
  • Independent-Exit Numeric Check — v1.4.6の「独立出口20%以上」を、公開前に「軸を含まない金額/総額」として実際に算出する。東海Sは全10点が◎5を含み独立出口0円だった。
  • Composite-Condition Softening — 「内枠×好位」等の複合条件で、片方のみ満たす馬を機械的に排除しない。東海Sの勝ち馬14は外枠だが3番手を確保していた。

両レースとも投資1,000円→払戻0円。関屋記念の回顧東海Sの回顧。v1.4.6は固定検証中のため本番未適用。

2026-07-25 · キングジョージ(海外参考戦)

  • NBP(National Bias Prompt) — 海外G1で自国調教馬が応援人気により過剰人気化しやすい場合、F02基準未満なら軸固定を避け連下へ寄せるチェック。
  • Cheer-Bet Separation — 応援・感情枠は本線と別表・別ROI(本レースで運用済み。ルール文書化候補)。

本線(馬単6→1・三連複1-6-9)は的中し、1,000円→3,140円(回収率314%)。応援枠は全損。詳細は 回顧

v1.5.0 最新 2026.08.23 リリース

"Contrarian Core & Exit BOX" — 本命選定そのものを疑うための6ルール

8月22日・23日の中央6戦で、◎が6戦連続して馬券圏外に沈みました(6着・4着・5着・9着・16着・6着)。6頭とも単勝2〜4番人気です。同じ6戦で ○▲△ は繰り返し上位に来ており、うち4戦では「◎を含まない印どうしのワイド」が的中していました。買い目の構造ではなく、どの馬を◎に選ぶかが問題であると特定できたため、v1.4.6 の検証を打ち切って移行します。

6頭の◎に共通していたこと

選定理由がすべて「条件が完璧に揃って見えた」ことでした。中京ダート3戦3勝、逃げて上がり33.2秒、栗東CWで上がり1F 11.2秒、芝1200m以下【3-0-1-0】。どれも強い材料ですが、そうした材料は市場も同じものを見ており、すでにオッズへ織り込まれています。揃って見える馬を選ぶ作業は、市場と同じ結論に到達する作業であり、そこに優位性は残りません。

  1. v逆張り根拠の必須化(Contrarian Core Requirement) — ◎を確定する前に「市場の評価がどの点で誤っているか」を1文で書く。書けない馬は◎にしない。「条件が揃っている」は理由として認めない。
  2. w非本命ワイドBOXの固定枠(Non-Honmei Wide BOX) — 独立出口を比率ではなく組み合わせで指定する。◎を除いた上位3頭の印によるワイドBOX 3点を、予算の20〜30%で必ず先に確保する。分散や点数削減を理由に一部を省略しない。
  3. x小標本ガード(Small-Sample Guard) — 試行10回未満のデータを、◎の根拠にも完全除外の根拠にもしない。方向は示せても確度は与えない。
  4. yカテゴリ一括除外の禁止(No Blanket Elimination) — 「地方ダート勢」等でまとめて評価外に置かない。除外は1頭ずつ、個別の根拠を残す。
  5. z寸評と印の整合(Note-Mark Coherence) — 好材料を3つ以上書いた馬には必ず印を打つ。打たないなら理由を数値で示す。
  6. aa出口の共通集合検算(Exit Overlap Enumeration) — 出口が2点以上あるとき、共有する馬を1頭ずつ列挙する。2頭以上共有していれば実質1点として扱う。

v1.4.6 が届かなかった範囲

Portfolio Decorrelation Gate は買い目の重複を実際に減らしました。しかし「◎を含まない金額を20%以上確保する」という比率の規定では、その20%の中身が別の1頭に集中することを防げません。8月22日の3戦は、出口を3戦とも ○1頭に集めて全滅しました。v1.5.0 では出口を比率ではなく組み合わせで指定します。

v1.4.6 固定検証の最終結果:11戦・投資11,000円→払戻2,160円・回収率20%(的中はエルムステークス216%の1戦のみ)。

Changelog · Diff

git-style
main v1.4.5 → v1.4.6 commit 2026.07.19

# 函館2歳S 0% / 小倉記念 0% から抽出(5戦=実装確認 → 30戦=正式評価)

+ [ADD] Portfolio Decorrelation Gate — 単一シナリオへの投資を80%以下

+ [ADD] Independent Exit Minimum — 軸・相手仮説と独立する出口を20%以上

+ [ADD] Contradiction-to-Ticket Lock — 反証は採用・確信度低下・見送りへ接続

+ [ADD] Three-Layer Review — 軸評価・相手選定・資金配分を分離採点

~ [FIX] 券種分散をシナリオ分散と誤認する設計を禁止

v1.4.4 → v1.4.5 · commit 2026.07.07

+ [ADD] KWMR Hard-Threshold / Outlier Core-Promotion / Rust Nullification

+ [ADD] Front-Runner Absolute Inclusion / SDRC

v1.4.3 → v1.4.4 · commit 2026.06.28

+ [ADD] Shadow-Alpha Hedge — 印外能力上位10%を2列目に最低1頭

+ [ADD] Mark-Rank Coherence — 印序列=総合スコア順

~ [FIX] 函館・ラジオNIKKEIで印外2着を取り逃した構造

v1.4.1 → v1.4.2 · commit 2026.05.31

# 日本ダービー回収率0% から抽出

+ [ADD] Class-over-Fatigue Override — CFI減点に上限キャップ

+ [ADD] Soft-Threshold KWMR — 斤量超過を完全排除から減点へ

+ [ADD] Honmei Ability Floor — 新鮮さだけで◎にしない

- [REMOVE] CFI単独での本命降格(ロブチェン▲の教訓)

v1.4 → v1.4.1 · commit 2026.05.27

# オークスから抽出

+ [ADD] Pace-Lane Dynamic Matrix(枠×ペース)

+ [ADD] Grandstand Start Coefficient

+ [ADD] Aggressive Outlier Leveraging

不的中を「バグ報告」として扱い、パラメータ差分を公開する運用です。詳細な文章説明は下記の各バージョン記事へ。

v1.4.6 CURRENT · PROVISIONAL 函館2歳0% / 小倉0% — 2026.07.19 release

"Portfolio Decorrelation Gate" — 馬の評価を買い目で失わないための4ルール

2レースだけで恒久則と断定せず、最初の5戦は実装エラー修正のみ・続けて30戦固定で正式評価します。検証レース:函館2歳S · 小倉記念

v1.4.5 SUPERSEDED 大沼65% / 北九州178% / ジュライ0% — 2026.07.07 release

"Dual-Core & Front-Runner Capture" — 夏競馬3戦から抽出した5つの強制ルール

検証レース:大沼S · 北九州記念 · ジュライS

v1.4.4 SUPERSEDED 安田0% / 府中牝馬0% — 2026.06.28 release

"Bias-First & Rebound CFI" — 夏初2戦の全損から抽出した4つの強制ルール

検証レース:安田記念府中牝馬S

実装ガイド(4ファクター補強):Vol.A 馬場物理学 · Vol.B 枠順分析 · Vol.C 距離適性指数 · v1.4.4 完全ガイド

可視化:モデル進化ダッシュボード · 4ファクター・シミュレータ · 実績JSON

v1.4.3 宝塚447% / 函館280% — 2026.06.28 release

"Shadow Alpha & Mark-Rank" — 夏競馬3レースから抽出した2つのヘッジ強化

検証レース:宝塚記念(447%)函館記念(280%)ラジオNIKKEI賞(0%)

v1.4.2 回収率 0% / 完敗から学習 — 2026.05.31 release

"Class over Fatigue" — 日本ダービー完敗から抽出した3つの構造的修正

詳細は 事後解析 vol.3 — 日本ダービー回顧・回収率0%を直視する をご覧くださいませ。

v1.4.1 回収率 115% 実証 — 2026.05.27 release

"Kinetic Trap Patch" — オークスから抽出された3つの動的補正項目

詳細は 事後解析 vol.2 — オークス回顧・非相関ヘッジ初機能 をご覧くださいませ。

📊 Validation Result — 2026.05.31 日本ダービー(G1):回収率 0%(不的中)

v1.4.1 を統合した日本ダービーは、本命 ◎コンジェスタス が9着・買い目全外れの完敗。皐月賞CFIで▲に降格させたロブチェンが優勝し、KWMRで完全に切ったバステールが3着 ── CFI変数の過大評価という構造的欠陥が露呈し、v1.4.2 での修正に至りました。事後解析 vol.3 →

v1.4 — 2026.05.24 release

"Self-Healing" — 連続不的中からの6つの新概念導入

詳細は 事後解析 vol.1 — 欅S・平安S 連続不的中の構造分析 をご覧くださいませ。

📊 First Validation Log — 2026.05.24 オークス(G1)

v1.4導入後の初戦オークスにて、新概念「非相関シナリオ・ヘッジ」が初機能。◎本命アランカールは8着で本線は外したものの、☆ジュウリョクピエロ(1着)×○ドリームコア(2着)という独立したシナリオに基づくワイド⑫-⑯(100円)が的中し回収率115%。本線と相関しない保険レイヤーの強制配分が、欅S・平安Sのような「全損」を防いだ最初の事例でございます。オークスの結果レポートを見る →

v1.3 — 2026.05.20 release

"Risk Discipline" — 資金管理ロジックの厳格化とメタ認知分析の導入

v1.2 — 2026.05.18 release

"Verdict Refinement" — VM・栗東S 反映と予想枠拡張

v1.1 — 2026.04.20 release

"Hit Validation" — 中山GJ・皐月賞のHIT/一部HITからの学習

v1.0 — 2026.04.12 initial release

"4-Factor Genesis" — 4ファクター・モデル v1 初回稼働

Roadmap / 開発予定(v1.4〜)

今後実装を検討している改善項目

これらは確定スケジュールではなく、シーズン進行と外れ分析の蓄積を踏まえて柔軟に優先順位を変更いたします。

CHANGELOG POLICY

モデルの変更履歴を完全に開示することは、競馬予想ビジネスにおいて極めて稀でございます。アンシーは「どのレースで何を学び、モデルをどう改善したか」をすべて公開することで、皆様に対する説明責任を果たしてまいります。詳細はANCY'S THESISおよび編集方針をご参照くださいませ。