ANCY'S BRIEFING
予想本文をハッシュで記録 公開 2026年9月1日 16:55 JST SHA-256 5ed81593…
予想公開
2026年9月1日 16:55 JST
ハッシュ作成
2026年9月13日 23:39 JST
予想部分の状態
未検証(結果追記のみの運用方針)
現行本文のSHA-256
5ed815932f8d57cad0c60a148c0c3468cb3e04631ec05eaaeeed490ea8524a8a

ハッシュは結果セクションを除く、現行の印・買い目・分析本文から算出しています。ハッシュ作成が発走後の場合、発走前時点の内容を単独で証明するものではありません。全文と作成時刻は JSON、公開・更新時刻はAtomフィードを補助記録として参照してください。

Post-race update · 2026.09.01 JST

◎は馬券圏外。それでも黒字になった

回収率 103%

確定結果に基づく追記です。この後に続く発走前予想・最終印・買い目は、検証可能な監査記録として公開時の原文を変更せず保存しています。

2026.09.01 盛岡10Rダート2000m・11頭勝ち時計 2:00.0稍重参考戦(台帳外)

1着

2 イッテラッシャイ

1番人気・2.0倍・2:00.0 / 本稿の

2着

9 ロックターミガン

3番人気・3.9倍 / 本稿の

3着

7 シーズザスローン

4番人気・9.6倍 / 本稿の

投資

1,000円

払戻

1,030円

回収率

103%

的中

3 / 10点

1着・2着・3着が、そのまま非本命ワイドBOXの3頭だった

発走前に「◎を一切含まない独立出口」として最優先で確保した ○2・▲9・△7 のワイドBOX 3点が、そのまま1着・2着・3着を占めた。 240円・300円・490円で払戻は合計1,030円。◎6リアライズグリントは馬券圏外に沈んだが、この300円だけで投資額を上回った。

公開10点の照合

公開買い目と結果の照合 — 的中3点 / 10点
券種買い目投資払戻判定備考
ワイド2 − 9100円240円的中非本命BOX 1/3。1着−2着。
ワイド2 − 7100円300円的中非本命BOX 2/3。1着−3着。
ワイド7 − 9100円490円的中非本命BOX 3/3。2着−3着。
3連単6 → 2 → 9100円不的中◎6が1着に入らず。
3連単6 → 2 → 7100円不的中同上。
3連単6 → 2 → 10100円不的中同上。
3連単6 → 9 → 2100円不的中同上。
3連単6 → 9 → 7100円不的中2着・3着は的中したが、1着の◎6が崩れた。
3連単6 → 9 → 10100円不的中同上。原稿が外し、本稿が戻した目。
ワイド6 − 7100円不的中◎非軸ヘッジ。⑦は3着だが⑥が圏外。

原稿のままだった場合

寄稿原稿の買い目は3連単5点(6→2→9 / 6→2→7 / 6→2→10 / 6→9→2 / 6→9→7)を各200円、合計1,000円。 5点すべてが◎6の1着固定であり、払戻は0円・回収率0%だった。本稿が v1.5.0 の w) にしたがってワイドBOXを差し込んだこと以外に、収支を分けた要素はない。

取り逃した配当

3連単 2→9→7 は3,950円、馬単 2→9 は920円、3連複 2−9−7 は1,220円だった。 ○▲△の3頭を1着から3着まで正しい順で並べていながら、本稿はその組み合わせ券を1点も持っていない。ワイドBOXは順序を問わない代わりに配当も小さく、同じ3頭で3,950円になる出口を、◎を1着に固定したために取り逃している。

Postmortem

予想は外れ、構成が勝った

回収率103%、利益は30円である。数字としては誤差のような黒字だが、中身ははっきりしている。本稿の予想の中心である◎6リアライズグリントは馬券圏外に沈み、◎に賭けた700円は全額失われた。それでも投資額を上回ったのは、v1.5.0 の w) が「◎を一切含まないワイドBOXを、他のどの券種よりも先に確保せよ」と定めているからで、その300円が1,030円になった。予想が当たったのではなく、外れ方に備えた構成が機能した回である。

◎ 評価

◎6リアライズグリントは馬券圏外

3.3倍の2番人気に支持されたが3着以内に入れなかった(正確な着順は未確認)。1,000円のうち◎の1着を必要とした600円と、◎非軸ヘッジの100円は全損している。

w) ワイドBOX

3点すべて的中

◎を除く上位3印としてBOXに入れた ○2・▲9・△7 が、そのまま1着・2着・3着。8月30日の2戦ではBOXの3頭目を外して機能しなかったが、今回は印の並びが着順と完全に一致した。

v) 逆張り根拠

書いた内容が反証された

「②の1:50.1は1800mの数字であり2000mへは持ち越せない」「下り坂のオーバーペースが最後の坂で致命傷になる」と書いた。②は勝ち時計2:00.0で押し切り、この読みは外れた。

この一戦から持ち越した点

  1. 01逆張り根拠は外れた。05節に書いた「市場は②を過大評価している」という主張そのものが誤りだった。②の破格の時計は距離延長を越えて通用した。v) が求めるのは正しい逆張りではなく検証可能な逆張りであり、外れたことがこれだけ明確に判定できたのは、書いたからである。
  2. 02w) が初めて収支を救った。この規則は、◎が合っていても出口が◎に相関して全損する事故が6戦続いたことから書かれた。今回はその◎自体が外れた場面で、◎に依存しない300円だけが生き残っている。想定していた効き方とは違うが、狙い通りではある。
  3. 03BOXの3頭選びは印順で正しかった。改善バックログには「BOX選定を印順と人気順の併用に変える」と記録してあるが、今回は印順(○▲△)がそのまま1-2-3だった。反例が1件出たに過ぎないため、30戦の固定検証が終わるまで変更はしない。
  4. 04○▲△を正しく並べながら、その組み合わせ券を持っていない。これは8月30日の新潟記念の裏予想でも起きた同じ失敗である。ワイドBOXは順序を問わないぶん配当が小さく、同じ3頭で3,950円になる3連単を、◎の1着固定が塞いでいた。◎を1着に固定する券種構成そのものを見直す余地がある。
  5. 05◎の選定は依然として最大の弱点である。8月30日の2戦は◎が1着と3着で馬券圏内に収まったが、今回は圏外に戻った。w) は◎を外した回の損失を薄める仕組みであって、◎を当てる仕組みではない。

なお本稿は地方競馬の参考戦であり、この103%は通算実績(中央25戦)にも v1.5.0 の固定検証30戦にも算入しない。数字は台帳の外に置くが、w) が初めて収支を救った事例としては記録に残す。寄稿原稿の買い目をそのまま公開していれば0%だったという事実も、あわせて残す。

2026.09.01 · 盛岡10R · 発走17:05 · ダート2000m・11頭 · 稍重

第58回 不来方賞(JpnII)

2度の坂を越えるこのコースが要求するのは、速い時計を出す能力ではない。下りで勝手に上がった速度を、最後の坂まで保てるかどうかである。◎は6リアライズグリント。

01 — Race Profile

岩手ダービーが全国区のトライアルになった

「不来方(こずかた)」は盛岡城の旧名に由来する。1969年の創設以来、この競走は長く岩手競馬の3歳最強馬を決める「岩手ダービー」であり、地元関係者にとって最大の目標だった。しかし2024年のダート競走体系整備にともない、JRAおよび他地区の地方所属馬が参戦できる交流重賞(JpnII)へ格上げされている。

1着馬には、10月に大井で行われる3歳ダート三冠の最終戦ジャパンダートクラシック(JpnI)への優先出走権が与えられる。この一点によって、本競走はローカル重賞から全国の実力馬が集まる最重要トライアルへ性格を変えた。

JpnII昇格後2回の結果
開催年優勝馬タイム人気2着3着
2024年サンライズジパング2:03.22番人気カシマエスパーダ(1番人気)サトノフェニックス(4番人気)
2025年ナルカミ2:01.21番人気ハグ(4番人気)メイショウズイウン(2番人気)

x) 小標本ガード

この2回はいずれも1〜3着をJRA所属馬が占めた。ただしこれは n=2 であり、本稿はこの数字を◎の根拠にも、特定の馬を消す根拠にも使わない。「昇格後は全部JRAが勝っている」は、2回しか行われていない事実の言い換えにすぎず、11頭それぞれの能力を測ったことにはならないためである。地方所属馬の評価は、所属ではなく脚質と時計で個別に行う(03節)。

02 — Course

坂を2度越える — 盛岡ダート2000mの構造

スタートは4コーナー奥のポケット。最初の1コーナーまで約700mと長く取られているため、コーナーへの殺到による極端なハイペースは起きにくく、外枠でもポジションを取りに行ける。ただしスタート直後から1コーナーにかけては上り傾斜で、向正面の3コーナー手前で頂点を迎えるまで、馬は休みなく体力を削られる。

1度目の坂

スタート〜3コーナー手前

上り基調が延々と続く。ここで消耗した分は、最後まで返ってこない。

下り坂

3〜4コーナー・高低差約4.4m

最大の勝負所。ペースは自然に上がり、残り800m付近からスパート合戦になる。馬が自分でブレーキをかけにくい。

2度目の坂

直線約300m・高低差約1.5m

下りで上げすぎた馬は、ここで脚が止まる。登坂には推進力が要るため、大型馬の好走率が高いというデータもある(本稿は標本数を確認できていない)。

つまりこの舞台が問うのは一瞬の切れ味ではなく、下り坂で加速してもバランスを崩さず、最後の急坂まで速度を保てる心肺機能と機動力である。

馬場状態

発走時点の発表は稍重。ダートは適度な水分で砂が締まって脚抜きが良くなり、時計が速くなる。2025年のナルカミが不良馬場で2:01.2という水準を出したことからも、今年も高速決着の余地がある。高速ダートでは前が止まりにくく逃げ・先行が有利になる一方、ペースが上がる分スタミナの枯渇も早い。前有利と消耗戦は同時に起こる。

03 — Contenders

出走各馬の評価

出走全11頭
馬番馬名性齢斤量騎手所属単勝人気
11ロジータサンライズ牡356.0kg鈴木祐岩手658.911
22イッテラッシャイ牡356.0kg戸崎圭太JRA 美浦2.11
33フォースメン牡356.0kg吉原寛人岩手136.77
44ミッジーチャンプセ356.0kg筒井勇介佐賀561.49
55レジェンドバローズ牡356.0kg山本聡哉岩手40.76
66リアライズグリント牡356.0kg坂井瑠星JRA 栗東3.32
67シーズザスローン牡356.0kg武豊JRA 栗東8.24
78サスケベラ牝354.0kg菅原辰徳岩手516.68
79ロックターミガン牡356.0kg西村淳也JRA 栗東4.43
810メイショウコマチ牝354.0kg太宰啓介JRA 栗東10.65
811レノヴァティオ牡356.0kg大坪慎岩手590.110

y) 残る4頭について

初稿は11頭中7頭しか扱っておらず、残りを未評価のまま残していた。公式出馬表で照合し、全11頭を表に載せた。①ロジータサンライズ(658.9倍)・④ミッジーチャンプ(561.4倍)・⑧サスケベラ(516.6倍)・⑪レノヴァティオ(590.1倍)は、いずれも単勝500倍超で市場評価の下位4頭を占める。④は唯一の佐賀所属で九州からの長距離輸送と初コース、⑧は54.0kgの斤量利があるがこの相手での実績が見当たらず、①と⑪は岩手の同世代でも⑤レジェンドバローズ(40.7倍)に大きく水をあけられている。

ただし正直に書けば、この4頭について本稿が持っているのは市場価格と所属・枠順だけで、独自に走破時計を比較したわけではない。オッズを一頭ずつの理由として使う形は y) を満たすが、内容としては市場への追随である。この限界は記録として残す。

2イッテラッシャイJRA 美浦

近2走は逃げ切り勝ち。前走の鳳雛S(L)は京都ダート1800mを1:50.1で制し、同日の古馬3勝クラスの勝ち時計1:51.4を1.3秒上回った。2番枠とテンのダッシュ力からハナはほぼ確実で、戸崎騎手は昨年ナルカミでこのコースを逃げ切っている。懸念は血統の距離適性にある。父ミスチヴィアスアレックスはカーターH(ダート7ハロン)を勝った米国産のスプリンターで、Into Mischief系は初速を伝える代わりに距離の壁が出やすい。母父ディープスカイが補完しているとはいえ、未経験の2000mで最後の300mの上り坂までスピードを保てるかは別問題である。

3フォースメン岩手

ダイヤモンドカップの勝ち馬で、吉原寛人騎手を配して地元勢の一角を占める。ただし本稿は近走内容とJRA勢との時計比較の材料を持っておらず、印を打つだけの根拠を示せない。所属を理由に消したのではなく、評価に必要な情報が本稿側に不足している。

5レジェンドバローズ岩手

東北優駿(岩手ダービー)とやまびこ賞を連勝し、やまびこ賞では2着に1.5秒(約9馬身)差をつけた。追い切りも馬なりで好時計を出しており、岩手3歳世代の頂点であることは動かない。本稿が上位の印を見送るのは所属ではなく脚質による。先行して持ち味を出すタイプであるため、②イッテラッシャイと⑨ロックターミガンというJRAの強力な先行馬と同じ土俵で基礎スピードを競うことになり、3コーナーの下り坂で脚を使い切るリスクを負う。ただしこの想定が外れて楽に前を取れた場合の粘り込みは十分に警戒に値するため、無印にはしない。

6リアライズグリントJRA 栗東

雲取賞(JpnIII)を制した後、羽田盃(JpnI)4着、東京ダービー(JpnI)3着。東京ダービーは超ハイペースの先行争いを追走しながら最後まで粘っての3着で、着順よりも中身が濃い。父キタサンブラックの持続力に、母マドラスチェック(TCK女王盃勝ち・母父Malibu Moon)のダート長丁場の実績が重なる。盛岡2000mが求めるのは一瞬の切れ味ではなく長く脚を使う能力であり、血統構成は舞台の要求と噛み合う。栗東CWの最終追い切りで終い11秒5を記録。坂井瑠星騎手はフォーエバーヤングで国内外の大レースを制しており、ダートの大舞台での判断は現在の日本でトップクラスにある。

7シーズザスローンJRA 栗東

芝からダートへ転じて素質が出た口。2走前の駒場特別(2勝クラス)は不良馬場の函館ダート1700mを、後方から捲り気味に進出して古馬相手に完勝している。父キズナ・母父Frankelという配合で、欧州的なパワーと底力を併せ持つ。直前の追い切りは僚馬を追走して1秒7先着。稍重想定の盛岡ダートは、道悪で圧勝した経験を持つ同馬には歓迎材料である。先行争いが激化して前が崩れれば、道悪適性とスタミナで上位に食い込む。

9ロックターミガンJRA 栗東

京浜盃(JpnII)で後の二冠馬を完封して逃げ切った実績は、メンバー中でも上位の絶対能力を示す。東京ダービーはスタート直後から激しい先行争いに巻き込まれて脚を消耗し、直線で失速して4着。前走から18kg増という状態面も重なっており、能力の限界を示した敗戦ではない。中京の左回り(芝2000m)でデビュー勝ちしているため、盛岡の左回りに懸念はない。馬体が絞れていれば巻き返す。ただし内に徹底先行型の②が入ったことで、外から被せに行けば東京ダービーの再現になるリスクを抱える。

10メイショウコマチJRA 栗東

紅一点。ダート1800mに絞って4戦3勝と堅実で、前走の逆瀬川特別(2勝クラス)は古馬相手に3馬身差の完勝だった。父ルヴァンスレーヴは3歳時に盛岡のマイルCS南部杯(JpnI)を圧勝しており、コースへの血統的な親和性は高い。54.0kgは牡馬より2kg軽い。坂を2度越える盛岡において、この2kgは終いの伸びに直結する。栗東CWの追い切りでも力強い脚捌きを見せている。

04 — Final Marks

最終印

◎ 本命

6 リアライズグリント

牡3・56.0kg・坂井瑠星。キタサンブラック産駒の持続力が、2度の坂越えという舞台の要求と噛み合う。

○ 対抗

2 イッテラッシャイ

牡3・56.0kg・戸崎圭太。前走1:50.1は破格。ハナは確実だが、初の2000mと父系の距離適性が壁になる。

▲ 単穴

9 ロックターミガン

牡3・56.0kg・西村淳也。京浜盃勝ちの絶対能力。②との先行争いに巻き込まれるかどうかで着順が振れる。

△ 連下

7 シーズザスローン

牡3・56.0kg・武豊。不良馬場の函館で古馬を完封。前崩れなら道悪適性が生きる。

☆ 穴

10 メイショウコマチ

牝3・54.0kg・太宰啓介。父は南部杯圧勝馬。2kg軽い斤量が終いの2度目の坂で効く。

注 警戒

5 レジェンドバローズ

牡3・56.0kg・山本聡哉。岩手3歳の頂点。脚質の噛み合わせで上位の印は見送るが、楽に前を取れた場合は残る。

05 — Pace & Contrarian Core

展開と、市場が読み違えている点

2番枠の②イッテラッシャイがテンのスピードでハナを主張するところから始まる。戸崎騎手が無理に飛ばさなくても、ミスチヴィアスアレックス産駒の前進気勢でペースは上がっていく。外の⑨ロックターミガンは東京ダービーの轍を踏まないよう折り合いに専念するはずだが、先行馬の宿命として②の外からプレッシャーをかける形になりやすい。

◎⑥リアライズグリントはこれを見ながら3〜4番手の絶好位で折り合う。⑤レジェンドバローズも前を主張する構えを見せる可能性はあるが、JRA勢の基礎スピードに対して追走に苦労する場面が想定される。後方の⑦シーズザスローンと⑩メイショウコマチは、ペースが速くなることを見越して3コーナーからのロングスパートに賭ける。

v) 逆張り根拠 — 市場はどこを読み違えているか

市場は②イッテラッシャイに単勝2.1倍を与え、⑥リアライズグリントを3.3倍の2番人気に置いている。この価格差は⑥の東京ダービー3着を「勝ち切れない」と読んだ結果だが、あの3着は超ハイペースを先行しながら粘って得たものであり、負けたのは切れ味であって持続力ではない。

この読み違えが盛岡で効く理由は、コース形態にある。3〜4コーナーの高低差4.4mの下り坂では、稍重で脚抜きが良くなるほど馬は自分でブレーキをかけにくくなり、想定以上の速度で直線に入る。スプリンター色の強い②イッテラッシャイにとって、この「下り坂による意図しないオーバーペース」は最後の1.5mの登坂で致命傷になりうる。一方で持続力型の⑥は、そのペースアップと下りの挙動を制御しながら追走できる。東京ダービーで3着に粘った持続力は、盛岡の直線では前が苦しくなった瞬間に着差へ変換される。

言い換えれば、本稿が買っているのは「⑥の条件が揃っていること」ではない。②の1:50.1という時計が、1800mの数字のまま2000mへ持ち越せるものとして2.1倍に織り込まれていること——その一点である。

06 — Tickets

公開買い目 — 1,000円

先に確保したもの

v1.5.0 の w) にしたがい、◎を除く上位3印(○2・▲9・△7)のワイドBOX 3点を、他のどの券種よりも先に300円で確保している。これは◎⑥が馬券圏外に飛んだ場合でも独立して生きる出口であり、この300円は◎の当否に一切依存しない。残りの700円を3連単と◎非軸ヘッジに配分した。

公開買い目 — 合計1,000円
券種 買い目 金額 狙い
ワイド2 − 9100円非本命BOX 1/3。◎を一切含まない。②と⑨がそのまま上位を占める、最も素直な決着。
ワイド2 − 7100円非本命BOX 2/3。②が粘り、前崩れを待った⑦が届く形。
ワイド9 − 7100円非本命BOX 3/3。②が2000mで止まり、⑨と⑦で決まる形。◎が飛んでも独立して生きる。
3連単6 → 2 → 9100円◎が差し切り、逃げた②が粘って⑨が続く本線。
3連単6 → 2 → 7100円同じ並びの3着を、道悪巧者の⑦に置き換えた形。
3連単6 → 2 → 10100円同じ並びの3着を、斤量差で伸びる⑩に置き換えた形。
3連単6 → 9 → 2100円②が2000mで失速し、⑨が2着に上がる形。
3連単6 → 9 → 7100円⑨が粘り、中団から長く脚を使う⑦が3着に届く形。
3連単6 → 9 → 10100円⑨→⑩。原稿が「前残りなら⑩は届かない」として外した目だが、より前残りの 6→2→10 を買う以上、外す理由が立たないため戻した。
ワイド6 − 7100円◎非軸ヘッジ。◎が勝ち切れず2着・3着に沈んだ場合と、3連単の2着馬が想定外だった場合の両方を受ける。
合計1,000円全額100円単位。ワイドBOX 300円(30%)は◎を含まない独立出口。3連単600円(60%)が◎6の1着を必要とする部分で、単一シナリオ上限80%を下回る。

なお、原稿は「⑨が2着に粘る=前残りの展開であり、後方待機の⑩が3着まで届く確率は低い」として ⑥→⑨→⑩ を意図的に外していた。しかし本稿はより強い前残りである ⑥→②→⑩ を買っている。同じ理屈を適用するなら両方を外すか、両方を残すかのどちらかしかない。⑩の末脚を評価して印を打った以上、片方だけ外すのは印と券面が矛盾するため、⑥→⑨→⑩ を戻した。

07 — Gates

v1.5.0 ゲート検算

v1.5.0 ゲート検算
ゲート 基準 本レースの実測 判定
単一シナリオ上限80%以下◎6の1着を必要とする金額 600円 / 1,000円 = 60%適合
独立出口20%以上◎6を一切含まない金額 300円 / 1,000円 = 30%(ワイドBOX 3点)適合
w) 非本命ワイドBOX◎を除く上位3印・20〜30%・最優先で確保○2・▲9・△7 のBOX 3点で300円 = 30%。他券種より先に確保した適合
◎非軸ヘッジ1点・10%以上ワイド 6−7 の100円 = 10%適合
v) 逆張り根拠市場の読み違いを1文で明示「東京ダービー3着を『勝ち切れない』と読む市場は、その3着が超ハイペースを先行しての内容であることを織り込んでいない」(05節に記載)適合
x) 小標本ガードn<10 のデータを◎・除外の根拠にしないJpnII昇格後の実績は n=2。本稿は傾向として紹介するにとどめ、印にも除外にも使っていない適合
y) カテゴリ一括除外の禁止所属・脚質などの群単位で切らない地方馬の一括除外は撤回。⑤は脚質、③は情報不足、残る4頭は500倍超という個別の理由に改めた。公式出馬表で照合し全11頭を掲載適合
z) 寸評と印の整合加点3つ以上なら印を打つか数値で理由を示す加点材料を3つ挙げた⑤レジェンドバローズに「注」を付与した適合
aa) 出口の共通集合検算2頭以上を共有する出口は実質1点として数える3連単群とワイドBOXは②⑨⑦の3頭を共有しており、閾値を超える。ただしBOXは◎6を必要としないため、◎が飛ぶ場面ではBOXのみが生き残る部分的

「部分的」は aa) の1項目である。3連単群とワイドBOXが②⑨⑦の3頭を共有しており、閾値の2を超えている。両者は「◎が勝つ世界」と「◎を必要としない世界」に分かれるため完全な重複ではないが、共有頭数が閾値を超えている事実は残す。y) は公式出馬表を照合して全11頭を個別評価に載せたことで解消したが、下位4頭の判断根拠が市場価格である点は03節に明記した通りである。

08 — Editorial Note

原稿からの変更点

本稿は寄稿された原稿を土台にしているが、公開にあたって5点を変更している。分析の結論(◎⑥リアライズグリント、展開の読み、各馬の評価)は原稿のままである。

  1. 01第三者のAI予想サービスへの言及を削除した。原稿には特定サービスの「回収率453%」を援用する記述があったが、検証できない他社の成績を根拠に引くことは、自らの的中・不的中を全件開示するという本サイトの前提と矛盾する。
  2. 02買い目を v1.5.0 準拠へ再構成した。原稿は3連単5点すべてが◎6の1着固定で、独立出口0%・単一シナリオ100%・非本命ワイドBOX不在だった。これは v1.5.0 がまさに防ぐために書かれた形である。ワイドBOXを先に確保し、3連単を100円単位で6点に組み直した。
  3. 03地方馬の一括除外を撤回した。原稿は「JpnII昇格後2回で1〜3着すべてJRA」を根拠に地方勢を排除していたが、n=2 は x) の小標本ガードに掛かり、所属という群単位での除外は y) に反する。⑤は脚質、③は情報不足という個別の理由に改めた。
  4. 04⑤レジェンドバローズに「注」を付与した。原稿は東北優駿勝ち・やまびこ賞9馬身差・追い切りA評価という3つの加点材料を書きながら無印としていた。z) は加点3つ以上なら印を打つか数値で理由を示すことを求めている。
  5. 05⑥→⑨→⑩ を買い目に戻した。理由は06節に記した通り、除外の論理が ⑥→②→⑩ の採用と両立しないためである。
  6. 06公式出馬表を照合し、競走番号・発走時刻・全11頭・単勝オッズを追記した。盛岡10R・発走17:05・稍重。初稿になかった①④⑧⑪の4頭を表に加え、y) の不適合を解消している。印と買い目はこの照合の前後で一切変更していない。◎6リアライズグリントは3.3倍の2番人気、○2イッテラッシャイが2.1倍の1番人気で、05節に書いた「市場の読み違え」の前提はオッズによって裏づけられた形になった。

このほか、照合できなかった過去のレコードタイムへの言及を落とし、馬場状態を「発表」ではなく執筆時点の想定として書き換えた。競走番号は原稿に記載がないため本稿では触れていない。